「まだまだ」の原点
2026/1/26

21歳のとき、株式会社ドラフトの立ち上げに関わりました。
何もないところから会社をつくっていく毎日は、とにかく刺激的で、がむしゃらに働いていたと思います。
ありがたいことに会社はどんどん成長していって、20代後半になる頃には、気づけば自分の下に50人ほどのメンバーがいる組織になっていました。
責任ある立場を任され、数字を見て、組織を回して、会社を大きくすることに必死でした。
でもその一方で、心のどこかに小さな引っかかりが残るようになりました。
お客様とのやりとりは部下に任せ、自分は数字や資料と向き合う毎日。
「自分はいま、誰のために空間をつくっているんだろう」
そんなことを考える瞬間が、少しずつ増えていきました。
あるとき、その答えをちゃんと確かめたくなりました。
ある一つのプロジェクトで、仕事終わりに友人が営む小さな飲食店の内装を、最初から最後まで自分ひとりでつくってみたんです。

↑夜な夜な仕事終わりに作業して作った高円寺にあるイタリアン、エル・ポルテゴ
お客さんと直接話して、悩みを聞いて、イメージをすり合わせて、現場で手を動かす。
完成した空間を見て、素直に喜んでくれる顔を見る。
そのとき、はっきり分かりました。
自分が本当に好きだった内装は、
「数字の先にある空間」じゃなくて、
「目の前の人と向き合いながらつくる空間」だったんだと。
この経験をきっかけにドラフトを退職し、
自分の原点に立ち返るために「まだまだ一株式会社」を立ち上げました。

↑まだまだ初期の社員旅行。瀬戸田に行きました。当時はまだ5人。
目指したのは、大きな組織ではありません。
少数精鋭で、お客様の声をメンバー全員が直接聞けること。
設計も施工も、その先の運営も、同じ目線で一緒に考えられる会社です。
ただつくって終わりではなく、
その場所が使われて、根づいて、育っていくところまで関わり続けること。
そこまで含めて、空間づくりだと思っています。
空間づくりは、完成がゴールではなく、そこからがスタート。
これからも私たちは、目の前のお客様と向き合いながら、
成長を続けていきたいと思っています。

↑1年に一度みんなに感謝を伝える「まだまだ感謝祭-2025-」。今年もやるのか!?笑


